IPO形式とは
- Input(入力)
- Process(処理)
- Output(出力)
の頭文字を取った省略のこと。あいぴーおーまたはアイポと読むらしい。
システムやアプリケーションの入力データが何か、出力データが何か、そして入力から出力までを実現するための処理をわかりやすく記述できることが目的です。
システムなどに限らず、この考え方は業務分析などにも応用ができるので常に意識したいところ。
IPO形式のメリット
先ほども書いたように、入出力を明文化させ、そこに至るまでの経緯がハッキリさせられるのが特徴です。
事前にイン/アウトを明確にすることで、後々アウトに必要になったからと言って無理やりコードを修正することも減ります。また、アウトプットの状態でどれくらいのボリュームなのかもわかります。基本的にイン/アウトに対してテストを行うのでテスト工数も大まかに見込みが立ちます。
IPO形式のデメリット
大きなデメリットは無いように思いますがIPOを突き詰めすぎて温度感がない設計書になることはあるのかもしれません。
「誰が見ても同じプログラムになるように」があるべき姿のプログラム設計書ではあるとわかってはいますが、設計書にもバグがある可能性があるわけで、「何のためにこの処理をしているのだろう」というところも伝えていけたら、実装者が異変に気が付く可能性もあります。
コメント